【アヤミ 元カレ恥辱編】
「なぁ・・・おまえの乳首、デカいらしいじゃん・・」 休み時間・・・ 昨夜の夜更かしのせいで眠気に襲われ、机でうつ伏せになっていたアヤミの耳元で、クラスメイトの男子が囁いた。 “えっつ!!・・” 突然耳に入ってきた言葉に驚き、アヤミは顔を上げた。 『ちょっ・・何言ってるのよっ!・・』 男子生徒のセクハラな発言にアヤミは気が動転し、思わず大声をあげてしまった。 「あれ?・・やっぱりホントなんだ。はははっ・・」 男子生徒は、隣りにいた他の男子生徒と笑いながら言った。 『やっぱりって、どういう事っ!』 男の態度と言葉に、アヤミは戸惑いを隠せずにいた。 乳首の大きさ・・・・ それはアヤミにとって、大きなコンプレックスだった。 乳房も大きめではあったが、授乳中のような立派な乳首は、同じ年頃の女子と比べて明らかに大きかった。 そのため、スポーツブラは生地の厚いしっかりとしたものを選び、水着も厚手のパットを入れ、乳首が目立たないように常に注意していた。 着替える時も、誰にも乳首が見られないように、隠れるように着替えていた。 修学旅行の時も、常に腕で乳首を隠しながらお風呂に入っていた。 だから・・・その秘密を知っているのは、一人の男以外にはいないはずだった。 「あぁ・・雅也に教えてもらった」 「あいつ、みんなに言いふらしてたぞ」 男達の口から“雅也”の名前が出た途端、アヤミは絶望的な気分になった。 雅也・・・それは2週間前まで付き合っていた元カレの名前だった。 “あいつ、何考えてるのよっ!!” アヤミは目の前の男達から視線を外し、辺りを見回した。 そして、教室の扉の近くで数人の男子生徒と談笑している雅也を見つけると、睨みつけた。 雅也はアヤミの視線に気づくと、笑みを浮かべた。しかし、すぐに視線を外して再び男達と談笑を続けた。 “なっ・・なんなのアイツ・・・・” アヤミは、自分の秘密を暴露された事への怒りと恥ずかしさで頭の中がおかしくなりそうだった。 「どんくらい大きいの?」 男は動揺するアヤミをよそに再び問いかけてきた。 「もしかして、このくらい?」 もう一人の男が、親指の第一関節を差し出しながら言った。 『ちょっ・・ねぇ、いい加減にしてよっ!』 アヤミは少しイラついた様子で男達に言った。 そもそも、親しくもない人にそんな事を言われること自体が異常なのに、さらに教室で聞かされるなど有りえない事だった。 アヤミは椅子から立ち上がると、男達を無視して雅也の方へと近づいていった。 『ちょっと・・・』 アヤミは雅也をひと気の無い場所に連れて行こうと、腕を掴んで引っ張った。 「ん?・・何?」 雅也はとぼけた表情でアヤミを見つめた。 『何って・・・変な事、言いふらさないでくれる?』 アヤミは雅也の態度に腹を立て、横に他の生徒がいるにも関わらず、怒りをむき出しにした目で雅也を睨みつけた。 「変な事って?」 雅也はアヤミを挑発するように、しらばっくれた態度をとった。 “いっ・・言える訳ないじゃないっ!” アヤミは無言のまま雅也の腕を掴んだ手に力を入れた。 「だからぁ・・変な事って何だよ・・」 雅也はアヤミを見下した目で眺めながら言った。 “こいつっ・・・・” アヤミが言えないのをいいことに、挑発し続ける雅也。 アヤミは気を取り直し、人のいないところで問い詰めることにした。 『放課後、例の場所に来てよ。話があるから』 アヤミはそう言うと、雅也の腕を放して自分の席へと戻った。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ いつも応援ありがとうございます☆ 励みになります。 ポチっ↓お願いします★ にほんブログ村 |
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